日誌が大変!大人数のデイサービスで、派遣の看護師が困ること。
単発派遣のデイサービスのお仕事では、これまでにたくさんの施設にお邪魔させてもらっています。高齢社会とはいっても、日常生活を送る中ではデイサービスの存在ってなかなか目に入りません。
でも、この 仕事を始めてからは、自分の家の近所だけでもすごくたくさんのデイサービスがあることに気が付きました。
それらの施設の中には、1日の利用者さんが約40人、それを看護師1人で対応しないといけないところも。
そのような大人数の施設で何が困るって、日誌のコメントが困るんです!
利用者さんが到着され、靴を履き替えて手洗い・うがい、その後のバイタルサインまではまぁいいとして、これだけたくさんの利用者さんがいらっしゃると、介護スタッフさんたちも効率よく入浴してもらおうと、てんやわんや。
こちらはできるだけ利用者さんの顔と名前を一致させようと必死ですが、お風呂でスッキリされちゃうと、誰が誰だか・・・!?
いつの間にか、介護スタッフさんが席を入れ替えたりしていて、ますます訳が分かりません。
そんな状態で日誌って、無理があるってば・・・。
もちろん、それを難なくこなす方もいらっしゃるでしょう。
でも、一人ひとりが今日、デイサービスでどんな風に過ごして、どんな様子でって、初対面でこの人数で、看護師としての他の業務をしながらって、私には厳しすぎる!
日誌は、バイタルサインや医療上の処置以外については、常勤のスタッフさんしか書かないという施設もありますが、看護師にほぼ丸投げのところもあり、私が行かせてもらったところがたまたまそうだっただけかもしれませんが、利用者さんの人数の多い施設ほど丸投げのパターンが多いように感じます。
実はこのことは、最近まで結構大きな悩み事の一つでした。
もともと人の名前と顔を一致させるのが苦手なため、こんなにアタフタしている看護師は私だけなんじゃないか、頑張りが足りないんじゃないか、などと落ち込んだり・・・。
そんなことを悩んでいるときに、たまたまある派遣の仕事で一緒になったベテランの看護師に、デイサービスでの悩み事を話してみました。
すると、そのベテラン看護師は、
「そんなの、私だって無理よー。周りも忙しそうで、本当に困ったら、本人に堂々と聞けばいいのよ。だって、お互い初めて会うんだから。」
と。そして、
「過去に他の人が書いた日誌を読むと、どの利用者さんについても内容が同じってこともあるでしょ。日誌を書くのに困ったってことは、それだけあなたは、一人ひとりの利用者さんを見ようとしたってことだよね。」
とも。
それを聞いて、
‘利用者さんの人数が多くて困っていたのは自分だけじゃない、利用者さん一人ひとりに何とか向き合おうとしたことは、間違っていなかった’
と、ホッと心をなでおろすことができたのでした。
利用者さんの多いデイサービスでのお仕事はまだ経験が少ないのですが、気持ちが少し楽になった今、前向きにお引き受けしようかと思っています。
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