派遣看護師が妊娠した場合、妊娠中でも働ける?
2015/12/31
看護師って、体力が必要な仕事ですよね。妊娠して病院で勤務している人って、切迫流産になりやすい傾向にある様な気がしませんか?
そんな私も、ちょうど転職のタイミングで妊娠が発覚したので転職先の病院勤務を辞めて派遣の看護師として働いていました。派遣看護師は妊娠中に働けるのか、どのように働いていたか、体験談をお話したいと思います。
妊婦で派遣って出来るの?
そもそも、妊娠したら派遣の仕事は出来るのでしょうか。答えはYESでもあり、NOでもあります。というのも、派遣会社によって受け入れの可否が異なるからです。
私は元々、A社の派遣会社へ登録をして月数回程度の勤務をしていました。しかし、妊娠が分かり、後々体力的に負担がかかることを考えて、派遣会社へ妊娠の報告をしたところ、「紹介会社を利用しての採用になるため、妊婦で案内可能な固定案件はない状況」「単発に関しては提案できるものもあるが、基本的には安定期に入ってからの紹介になる」との返事が返ってきました。
なぜかその会社では、安定期に入っていなくても勤務前日になっても人が充足していない時には、「明日、○○で働けませんか」と電話がかかってくるような、矛盾したことが何度かあったのですが・・・
そのため、私は妊娠中でも勤務可能な派遣先を探すことにしました。というのも、まだ、看護師としての経験は浅いので出来るだけ色々なことを経験していきたいと思いましたし、出来ればブランクもあけたくないので妊娠中も出来る限り働こうと考えていました。
受け入れ可能だった看護師派遣B社
おそらく、上記の様なことが理由で受け入れが出来ない派遣会社は多いと思います。駄目なら駄目でしょうがない、なんて思いながら、私はインターネット上で次に登録できそうな派遣会社を探しました。
そこで評価が良かったB派遣会社を見つけ、面談の申し込みをしたのですが、偶然にもエントリーをしたB社では「妊娠中でも周りのスタッフがサポートをするため、大丈夫ですよ」との返答があり、その会社へ派遣看護師として登録をすることにしました。
仕事自体は問題なくできる?
B社では、主に老人ホームの案件を紹介してもらいました。というのも、ディサービスでの勤務だと、利用者が到着次第、次々にバイタルを切らなければならず動き回る必要があったからです。
また、トイレや入浴などの介助も行う場合があるため想像以上に活動量が多く体力的に厳しく身体にも負担がかかると判断しました。
一方で、老人ホームなどの施設では体位交換や介助等の仕事は、看護師以外のスタッフが行う施設が多いため、そこまで身体に負担なく自分のペースで行うことが出来ると考えたからです。
勤務をする際は、派遣会社の担当者より派遣先へあらかじめ妊娠中であることを伝えてもらい、出来るだけ常勤の看護師と一緒に勤務できる日を勤務日として選ぶようにして負担が少ないようにしました。
スタッフや常勤の看護師には出産経験者も多いため、妊娠中の状況を理解してくれる方も多く、老人ホームでの仕事はとても働きやすかったです。
病院での勤務と違って派遣で働くことのメリットは、自分でシフトを考えられることだと思います。どうしても、妊娠中期から後期にさしかかってくると、貧血の症状が出たり身体が重かったりして自分の思うように動けません。
私の場合、体調の良いときは月に15日程度の勤務をしていましたが、体調が良くないなと感じてきた頃には徐々に勤務日数を減らして働きました。
自分の健康状態と仕事の活動量をしっかり把握することがポイント
妊娠中は、どうしても体重が増えやすかったり、運動量が減ったりするので、私には仕事の時間があって良かったように思います。
ただ、妊娠中に働くのであれば、自分の健康状態と仕事の活動量をしっかり把握した上で働く必要があると思います。
派遣の仕事は自分の思い通りにシフトが組めるので、働きたい人には沢山勤務をすることも出来て良いかもしれません。私もそういうタイプなので、夫に仕事をすることを止められたこともあります。
説得力がないかもしれませんが、働くのであれば妊娠中であることを頭に置いて無理をしないようにして働いてくださいね。